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2011年09月 アーカイブ

一貫生産を開始

わたしたちの国の国民所得(1935年、個人収入196円)から小型自動車(7500㏄、2200円、2・8倍)がもっとも望ましい車種だとして、快進社のダットサンとして残存した国産小型自動車を継承、生産すれば普及するとの構想を抱いた。


そればかりではなくGMに吸収合併されたアメリカのグラムハム・ペイジ社から中古機械(新品は20%のみ)を輸入し、アメリカと全く同1の大量生産方式を採用し、外人技師を招いて大工場を横浜と大阪に建設しました。


この両工場によって昭和10年からシャシーからボデーの一貫生産が開始されました。


中古車情報によると、小型車「ダットサン」は、ダット自動車時代の昭和6年の10台から日産に買収された9年には、乗用車、トラックをあわせて1170台、10年に入って1貫生産されると3800台へと飛躍的に増大したそうです。

急速な普及

昭和12年には、8353台に達し、わつか2年で累計1万台を生産しました。


そしてこの3年間にアメリカと同じく34年型、35年型、36年型と年度ごとに型式を変更し、わたしたちの国の大衆にもっとふさわしい小型自動車を育成しようと試みた。


そればかりではない。


中古車情報でみたところ、全国にめぐらしたダットサソ全国販売店を通じ、自家用車、タクシーとして売られ、その経済性、価格の低廉性によって急速に普及したそうです。


ここに日産は、わたしたちの国ではじめて機械工業のおくれをアメリカの自動車メーカー、グラムハム・ペイジ社の設備機械をそっくり輸入する形で克服し、国家の特別な保護もなく乗用車という耐久消費財を商品化したのでした。

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